角拾いと雪の羅臼湖

sumireneko2012-05-02

毎年来てくれる常連さんが、今年もいらっしゃいました。
まずは早朝5時から鹿の角拾いへ。
一番奥まで行ってみましたが、一本も見つかりません。
しかし、そこで角が無いオスジカを発見。
まだ落ちて数日といった感じですから、時期は外してないはず。
帰りは同じ道を通りますが、見る方向が変わるので、
行きには判らなかった角が見つかる可能性は有ります。
じっくり探していると、ちょっと遠くに怪しい物体発見。
双眼鏡で確認すると、鹿の角です。
遂に見つけました!!
急な斜面を登って無事回収。
1本見つけると心に余裕が出来ます。
しばらくして、別の斜面でもう1本発見!
回収に登っていくと、また違う角を発見!
降りる時に急斜面でお客様が足を滑らせ、
その際落とした角が行方不明に。
角は一度見失うとなかなか見つからないんです。
遠くからは見えたのに、近づくと判らなくなったり、
さっき歩いたはずの場所で見つかったり・・・
でも、この斜面だけで5本も発見したので、
1本位無くなっても全く問題なし。
結局3時間で8本も発見する事が出来ました。
古いので回収しなかったのが2本、行方不明が1本で、
拾ってきたのは5本です。
見つけられる可能性は50%位だと思っていたのですが、
予想以上の好成績でした♪

朝食と休憩を取った後は、雪の羅臼湖へ。
今日の10時から知床横断道路が開通ですから、
お客様はホントに良いタイミングでいらっしゃいました。
天気は良くて風もなく、気温は15度位あり、
山も見えると言う絶好の条件。
スノーシューで歩きはじめてすぐ、熊の足跡を発見!
かなり大きかったので、オスの成獣だと思われます。
他にもウグイス等の鳥が鳴いていたり、
毛虫が雪の上を歩いていたり。
生き物達も活動を開始していました。
のんびり歩いて1時間半ほどで羅臼湖に到着。
3の沼はがっちり凍っていましたが、
5の沼と羅臼湖はだいぶ溶けていました。
この冬は雪が多かったはずなのに、
何故か現在の積雪は例年よりも少ないです。
エゾアカガエルの声を聞きながら、
展望台で1時間ほどのんびり休憩。
じっとしていても全然寒くありません。
西別岳に登っている人達が見えました。
その後は湖畔をちょっと歩いたりして、
また横断道路へ戻りました。
帰りは雪が溶けて重くなり、意外と疲れました。
知床峠に寄ったら大勢の人が。
熊の湯に入って終了しました。